伝統は革新の連続

DENTOは、伝統、クラフトマンシップ、ファッション、そして旅行のあいだを埋める旅のコンセプトです。

DENTOは、旅行客を魅力的な職人技の世界に引き合わせ、旅が伝統とコミュニティをサポートすることを目指しています。

旅を通じて、日本のものづくりの伝統と職人のコミュニティの継続をサポートし、日本の地方におけるコミュニティの再生を支援します。

ビジョン

1 日本の伝統文化、工芸、芸術、それらを生み出す創造性、献身、技能の持続可能な継続を支援する。

2 旅行者と日本の職人や芸術家の世界を直接つなぐ体験を提供する。

3 職人の伝統を受け継ぐ若い世代を奨励・支援することで、地方における地域社会の活性化に貢献する。

4 日本の職人やアーティストとの真の友好関係と人間的なつながりを刺激することで、文化や地域を超えて人々の生活に感動を与える。

使命

1 日本の職人やアーティストと、海外および国内の旅行市場との架け橋となり、日本のものづくりを世界中に紹介し、認知されるよう支援する。

2 伝統は革新の連続 – DENTOは、日本の職人、アーティストと世界中のデザイナーとのコラボレーションを促し、確立する。

仕組み

1 職人を訪ねたり、オンラインで商品を購入したりすることで得られる旅行料金や商品代金から、職人は活動を続けるための支援を受けることができる。

2 日本の職人を海外のデザイナーに紹介し、「伝統は革新の連続」という使命に基づいたコラボレーションを生み出し、サポートをする。

3 国際的な文化イベントや、厳選された技術や工芸品の展示会を開催し、作品や日本の職人を訪問する機会を紹介し、関心を高める。

光を灯し続ける

DENTO財団は、日本のものづくりの世界に、次世代を担う人たちに参加してもらうことを目指しています。

私たちの目標は、主にインターンシップ・プログラムを通じて、日本のものづくりの継続を支援することです。

大学や美術学校などの工芸関係の教育機関と連携し、若手職人が師匠のもとでインターンシップを経験することで、失われつつある「場」を継承していくためのプラットフォームと支援プログラムを構築しています。

ビジョン

日本の伝統的な才能や技術を継承する新しい世代の職人やアーティストを支援し、指導することで、かけがえのない技術が未来に残り続けることを目指します。

ミッション

1 若手職人・アーティストのための奨学金制度の創設
2 必要とされる職人と若いインターン職人を見つけつなげること
3 大学、美術学校、その他の工芸関係の教育機関との連携による、ものづくりに関する教育プログラムの開発
4 日本や海外のデザイナーとのコラボレーションを支援することで、若い世代が職人としての道を歩む機会を創出する

仕組み

1 旅行客がプロジェクトを通じて職人たちと出会い、彼らの作品を購入することで直接的な支援を促します。
2 職人たちの活動や目標を支援するための寄付を歓迎します。

アブラハム ルガシ(株式会社日本の窓 代表)

魂に触れる – 過去から触発を受け、未来に向けて革新する-

2020年10月下旬のある晴れた日、私は田園地帯に佇む魅力的な木造家屋を訪れ、思いがけない旅に没頭した。コロナ後のハイエンドな旅行者向けの旅程に、熟練した職人たちの工房訪問を組み入れることを期待して、友人の西堀耕太郎から工房探訪に誘われたことからすべては始まった。

その素朴な住まいで、私たちは息をのむような作品に出会った。「夏の海」という見事な着物の帯である。その美しさは紛れなく、背後にある職人技を知り、完全に畏敬の念を抱いた。このような芸術性は、日本の片田舎に埋もれているのではなく、美術館で高い評価がなされるべきだということが明らかだった。

あらためて、日本の素晴らしい職人たちとその技術に対する愛と深い感謝の念を感じた。
日本の素晴らしい職人たちとその工芸品への愛と深い感謝を改めて感じた。
日本の豊かな職人技の伝統を守り、繁栄させ、日本の文化と伝統の形成に重要な役割を果たす職人たちに敬意を表するプロジェクト、それが「DENTO」なのである。

齋藤 峰明(元エルメスパリ本社副社長・シーナリーインターナショナル代表)

世界の人々と伝統を繋ぐ

最近海外の人々の多くが日本への旅に大きな関心を示しています。
なぜなら、健康に良い食べ物、自然との共生を尊ぶ文化、そして必要とされるものを職人が丁寧に作り消費者が大事に使うサステナブルな生活、これら 世界の人々が今こそ求めている大事な価値全てが、日本には残されているからです。
DENTOは、世界の人々にこうしたかけがえのない日本の文化に触れる旅を提供すると共に、伝統工芸の未来の担い手を支援していきます。

西堀 耕太郎(株式会社日吉屋・株式会社TCI研究所 代表)

伝統文化と観光をつなぐ、未来の架け橋へ

日本の伝統工芸は1000年以上の歴史を誇ります。
自然と共生してきた日本人の生活を支える様々な道具や衣服、建築などを、職人がひとつづつ丁寧に作り続ける事で、日本人の美意識や文化は育まれてきました。
しかし今、私たち職人の数は年々少なくなり、伝統産業は衰退し、失われつつあります。
このような状況の中でも「伝統は革新の連続」という志を持ち、新たな価値を創造する事に挑戦する職人達がいます。
「DENTO 伝燈」は日本各地に点在する彼等と出会い、心の琴線に触れる旅を提供するプロジェクトです。
職人の作る作品に価値があると共に、その存在や生き様にも価値がある事を世界の多くの方に伝えたい。
「DENTO 伝燈」はまた、この価値感を共有する旅行者の力を結集するプラットフォームでもあります。
伝統産業と観光産業が共生し、伝統技術の継承や担い手育成を目指すサステナブルな循環社会を築く。
日本文化の美しさや価値を、次世代に受け渡す「Passing the light, 伝燈」。
素晴らしい旅の記憶と共に、この活動が伝統を未来につなぐ架け橋となる事を願います。